暗号通貨やNFTを始めるうえで、
最も重要と言ってもいいのが ウォレット(財布)を持つこと です。
その中でも最も有名で、
世界中でもっとも使われているウォレットが MetaMask(メタマスク)。
「MetaMaskってどうやって作るの?」
「初心者でも安全に使える?」
「詐欺が怖い…」
という声がとても多いため、この記事では
- MetaMaskとは何か
- 作成手順(PC版・スマホ版)
- シードフレーズの超重要ポイント
- 絶対にやってはいけない危険行為
- 安全に使うためのコツ
まで 完全初心者向けにわかりやすく 解説します。
■ MetaMask(メタマスク)とは?
MetaMaskとは、
暗号通貨やNFTを自分で管理するための“デジタル財布” のこと。
特徴は以下のとおり:
- 世界で最も利用者が多いWeb3ウォレット
- 無料で作れる
- ETH・NFTの管理が簡単
- ブラウザやスマホアプリで使える
- DeFi・GameFi などほぼすべてのWeb3サービスと連携できる
暗号通貨を真剣に扱うなら、ほぼ必須のツールです。
■ MetaMaskの作成は「公式サイトから」が鉄則
まず絶対に覚えてほしいことがあります。
❌ 検索して出てきた偽サイトは危険
MetaMaskの偽サイトは非常に多く、
- 偽ウォレットをインストール
- シードフレーズを盗まれる
- 資産が全て消える
といった被害が世界中で頻発しています。
Google検索ではなく、公式URLからアクセスすること。
✔ MetaMask公式URL

※ このURL以外からダウンロードしてはいけません。
■ MetaMaskの作り方(PC版)【完全ガイド】
ここからは ダウンロード → 設定 → シードフレーズ保管 まで詳しく解説します。
STEP①:MetaMaskをインストールする
公式サイトにアクセス
→ 「Download」
→ Chrome・Firefox・Braveなどのブラウザ拡張機能として追加できます。
ブラウザ拡張の追加方法
- 「Add to Chrome(Chromeに追加)」をクリック
- 拡張機能としてインストール
- 右上の拡張アイコンからMetaMaskをピン留めすると便利
STEP②:ウォレットを作成する
インストール後に
- 「Get Started」
- 「Create a Wallet」
を選択します。
STEP③:パスワードを設定する
8文字以上の強力なパスワードを作成してください。
注意:このパスワードは“端末のMetaMaskを開く用”であり、資産管理の本体ではありません。
忘れても後で復元可能ですが、
後述の“シードフレーズ”をなくすと資産が失われます。
STEP④:シードフレーズ(秘密の復元フレーズ)を保管する — 最重要
ここからが一番大切なポイントです。
MetaMaskでは、12語の「シードフレーズ」が表示されます。
これは 財布のマスターキー。
これさえあれば、誰でもあなたのウォレットにアクセスできます。
✔ 安全な保管方法
・紙に書いて保存
・金属プレートに刻印(耐火・耐水)
・絶対にオンラインに保存しない
・スクショやスマホメモ帳はNG
❌ やってはいけないこと
- LINE・SNS・メールで送る
- PC・スマホに保存する
- 他人に見せる
- 画像で保管
- Web上の保存サービス(Googleドライブ等)
これらは資産盗難の原因 No.1 です。
STEP⑤:シードフレーズ確認
12語を正しい順番でクリックして確認します。
完了すればウォレット作成終了!
■ MetaMaskの作り方(スマホアプリ版)
スマホ版も手順はほぼ同じです。
ダウンロード先
- iPhone → App Store
- Android → Google Play
※ 偽物アプリが存在するため、以下のポイントを確認
✔ 開発者名が 「MetaMask」
✔ レビュー数が多い
✔ リンクが公式サイト経由
■ MetaMaskを安全に使うための設定
● ① 2段階認証(スマホロック)
MetaMask自体には2FA機能はありませんが、
スマホ本体にパスコード・指紋認証を必ず設定しましょう。
● ② フィッシング詐欺対策
MetaMaskではフィッシング詐欺が非常に多いです。
よくある詐欺例
- 偽サイトがウォレット接続を要求
- 「エラーが出ています」「ウォレットの更新が必要です」
- NFTマーケットの偽サイト
- Discordの偽物サポート
これらは全て資産盗難目的。
✔ 対策
- URLを毎回確認
- メール・DMのリンクを踏まない
- 不明なサイトにウォレット接続しない
- 接続したアプリの権限を定期的に削除
● ③ ネットワーク追加は慎重に
MetaMaskはイーサリアムだけでなく、
- BNBチェーン
- Polygon
- Avalanche
- Arbitrum
- Optimism
など複数チェーンを追加できます。
ただし
偽ネットワーク情報を入力すると盗難リスクあり。
必ず公式サイトや信頼できるガイドだけを参考にすること。
■ MetaMaskでできること
① NFTの管理
OpenSeaなどのマーケットと連携して売買できる。
② DeFiで運用
UniswapやAaveなど、
さまざまな分散型金融アプリを利用可能。
③ GameFiに参加
ブロックチェーンゲームを遊ぶための必須アイテム。
④ 海外取引所へ送金
Bybit・Binanceの入金先として使える。
■ MetaMaskを使う上での注意点(初心者がやりがちなミス)
❌ 注意①:送金ミス
ネットワークを間違えると資産が届かない。
❌ 注意②:ガス代(手数料)不足
ETHが少ないと取引ができません。
❌ 注意③:怪しいサイトに接続する
「接続するだけで盗まれる」ケースも存在。
❌ 注意④:バックアップをしていない
スマホ紛失=ウォレット復元できない可能性。
■ まとめ:MetaMaskはWeb3の入口。安全に作れば一生使える
MetaMaskは
暗号通貨やNFTを自分で管理するための必須ツールです。
作り方のポイントは以下の通り:
- 公式サイトからインストール
- 強いパスワードを設定
- シードフレーズは紙で保管
- 絶対に他人に教えない
- 怪しいサイトに接続しない
- スマホ・PCのセキュリティを強化
これを守れば、MetaMaskは非常に便利で強力なウォレットになります。


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